ガラス修理の基礎知識

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ガラスで防犯を行う

 

空き巣の侵入を阻止する役割として開発された防犯ガラスですが、いったいどれほどの効果があるのでしょうか。 防犯ガラスは確かに不法侵入の手口を想定して開発されたガラスですが、実は割れないというわけではありません。割れないようなつくりのガラスは強化ガラスといい、主に乗り物などに使用されていることが多いです。

空き巣の手口というものは、その多くがガラスを打ち割って侵入する方法や窓に取り付けてあるクレセント錠と呼ばれる鍵の付近に小さな穴をあけ、そこへ手を入れて鍵を開けるというような方法がほとんどです。 こういった手段に対して、防犯ガラスは高い効果を発揮します。

防犯ガラスはガラスとガラスの間にポリカーボネートなどの特殊なフィルムを挟み、圧着・加熱したもので、もし強い衝撃を加えられたとしても間に挟まれたフィルムが割れたガラスを離さないため、容易に侵入することができません。またこのフィルムは耐貫通性能が高く、穴を開けるという行為にも強い耐性をもっています。

通常のガラスでしたら侵入に必要とする時間は1分もかからないと思いますが、防犯ガラスは5分や10分は耐えることが可能です。 警視庁の独自調査では5分から10分侵入に時間を掛けさせることができればほとんどの空き巣に侵入をあきらめさせるというデータも出ているので、防犯ガラスは不法侵入に強い効果を発揮すると言えるでしょう。